暗号通貨マイニングの影響なのでしょうか…RTX3080を待っていてなかなか手に入らず仕方なく2080Superで手を打ってPCを新調し、今さらながら Microsoft Flight Simulator 2020 を導入しました。超絶にリアルになったシーナリや映像効果に感動する一方、それと相反するかのような雑なシム部分の作り込みに当惑しながらも楽しんでおりますが、困ってしまうのがバグ動作です。ネットを検索すると既知のバグはおおむね解決法がでてくるんですが、私の環境でひとつググッてもほとんど出てこない不具合にやられて弱ってしまいましたが色々ためした結果解決したので書き留めておきたいと思います。
– 不具合の内容
地上タキシング中に速度が一定以下に落ちると勝手にパーキングブレーキがかかって停止、スロットルを押しても進まなくなる。パーキングブレーキを解除すると移動できるようになる。
– 発生する環境
ラダーペダルを接続してブレーキをトゥブレーキに割り当てている場合
– 解決方法
設定のコントロールを開き、ラダーペダルの左右ブレーキの割り当てを一旦削除します。その後改めてラダーの左右ブレーキを割り当て直します。
解説
この不具合、ググっても英語のフォーラムの「こんなんなってる奴いる?困るんだけど…」みたいな書き込みがいくつかヒットするのみで解決法もでてこなくて弱りました。主にCHのペダル(私のがまさにそれ)で発生してるようで、関係あるかどうかわかりませんがインストール直後のコントローラの自動検知でも私が使用している2台の CH Products については汎用コントローラ扱い、つまり製品を識別していない状態になっておりました。
またいくつかフォーラムで見た事例の範囲ではどうやらMSFSのアップデート後に発生しやすい模様。私はインストールしてから設定もロクにしないうちに次のアップデートがあり気がついたらこの状況だったのでアップデートが原因だったかどうか確証はありませんが、なんとなくアップデート前は普通にタキシングできてた気がします。
ちょっと今検索してもうまく出てこないのでリンクが出せないんですが、一件だけ英語の掲示板で「これで直ったぞ!」みたいな書き込みがあってたしか次のような内容でした。
たしかに自分のラダーペダルのブレーキの設定を見るとこのスクショのように [Axis X+] [Axis Y+] となっていて、こうなるとアナログ軸なのにまるでデジタルのようなON/OFF入力となってしまいます。そして何故かはよくわかりませんが一旦速度が落ちると勝手にブレーキ全踏み状態になりストップしてしまうようでした。ここでパーキングブレーキを解除するとブレーキ踏みもリセットされてまた動けるというわけです。こうなると普通にブレーキ割り当てクリックして設定しなおそうとしても何故か Axis X+ の割り当てしかできない状態となります。なので一旦これらを削除(CLEAR CURRENT INPUT)します。そしてAPPLY AND SAVE してから再び設定を開き、左右ブレーキを設定すると今度はちゃんとアナログ軸として設定できるようになります。再割り当て時には左の検索窓の SEARCH BY NAME で”BRAKE AXIS”と入力するとでてきます。
左右ペダルのブレーキをこのように [Axis X] [Axis Y] のアナログに正しく設定するとタキシング中に勝手に停止するようなことはなくなりました。
※ちなみについ先日(2021年5月下旬)のパッチリリースで CH Products 系列のコントローラのセッテイングに関するFIXがあったようなのでひょっとすると本記事の件は修正済みかもしれません。