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無印良品風スマホ
Google Pixel3

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長らく SONY Xperia シリーズを愛用してた私ですが、このほど Google Pixel3 に機種変しましたのでレビューしてみようと思います。

この記事は私の昔のブログに書き捨てた記事 “ Xperia 捨てて Google Pixel3 買うたった ”の続きになります。

いかにして Xperia と決別するに至ったかは前ブログの記事を参照してもらうとして、新しいスマホ選定に当ってちょっとした悩みがありました。それは…

欲しいスマホが無い

…ま、全然無いわけじゃないけど「どうしても欲しい!これしかないっ!」ていうほど強烈にソソる製品はないんですよね…

これ昔からのモバイルガジェット好きなら同感に思う人は案外多いんちゃうかなーという気がしてるんですけど、正直ここ最近のスマホ新製品みてもあんまりワクワクするような感じないんですよね。

要するにもうスマホは成熟期にはいりつつあり、むやみな突出した機能は求められておらず、それよりもコスパや外見のちょっとした見てくれの違い、あるいはブランド名で売るのが基本な感じになっていて、その時代の流れが製品のラインナップに反映されてる感じですかね。ここ最近はカメラの性能をやたらと強調する傾向があるみたいですが、これってひと昔前のガラケーの後期と似てて新製品でやる事なくなってくるととりあえず『カメラが凄い』て言い出す傾向あるんですよね。有名家電量販店チェーンのうち二つが「なんちゃらカメラ」ていう名前なのから考えるに、ガジェットヲタの原点はカメラにあるのだろうか??と思ったりもします。

このように横並びな感じの製品ばかりになると『もう無難に普通のにしとこかな…でもなぁ値段は結構するし毎日使うモノだから…フツーな感じが漂いつつも、ド定番とはちょっとだけ違う感じがいいな』と考えるのはフツーによくあるフツーの感覚じゃないですかね。そう、あの有名な日用品ブランドのような…無印なアレみたいな感じの普通のスマホあらへんかな。

…で、目にとまったのが Pixel3 だったんですね。なにしろ Google 先生自らリファレンス端末として作ってるんだから内容の無難さスタンダード度合いにおいて右に出るものは居ない。見てくれも取り立ててコレという特徴もなく没個性で地味。が、性能的には“ほぼ”ハイエンドでしかもカメラが“わりと”優秀だったり、得意のAIで“ちょっとだけ凄い”機能あったりして、めちゃめちゃ良いってほどじゃないけど“ちょっとだけ良い”感が良い普通のスマホ。どことなく無印良品風じゃないですかね。

ところで“ Google Pixel3 って何が新しいのん?だいたい新規参入のくせにいきなり3てなんでやねん??” という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんので、ここで彼の生い立ちを簡単に解説しときます。

Google Pixel とは…?

ドコモとソフトバンクの今年の冬の新モデルから Google Pixel が仲間入りしてガジェット好き界隈ではちょっとした話題になりましたが、Google は以前よりPixel(ピクセル)の名称を冠したスマホの自社ブランドを展開していて今回の Pixel3/XL はその三代目になります。二代目までは日本では販売されておらずいわゆる『技適』がありませんでしたので、今回の Pixel3 が正式な日本市場初投入となるわけです。

グーグルは以前“ネクサス(Nexus)”というスマホ/タブレットのシリーズを展開していましたが、これはスマホメーカーの開発にいっちょカミしてある程度の基準にそった製品を作らせ「諸君、ワシが考えとるスマホの標準はコレや、皆これ参考にしてスマホつくらんかい」という『リファレンス端末』の役割りを担うものでした。グーグルは後に自らが開発設計まで手掛ける Pixel スマートフォンを発表します。これはネクサスの担っていたリファレンスとしての役割も持たせつつグーグルのブランドも売っていこうというスタイルの製品です。

ちなみに Pixel2 までは実際には開発の一部を外部のスマホメーカーに委託していたらしいですが昨年 HTC のピクセル開発部門を買収し、Pixel3 からは完全にグーグルの自社開発となったようです。製造工場は iPhone 製造なども請け負う台湾のFoxconnと言われています。

Pixel3 は容量や大きさ等によってサブタイプがいくつかありますが、大きく分類すると Pixel3 と Pixel3XL の2タイプになります。Pixel3XL はパネル上部にノッチがあるやや大型のタイプですが、前ブログ記事に書いたとおり私は大型スマホには興味ないので迷うことなく無印すなわち Pixel3 を購入いたしました。

手に馴染む感が心地良い

さてさて前口上はこのぐらいにして、いよいよ箱開けてみましょか。

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箱の裏面が目立つ青いペイントでハッシュタグまで書いてあって、こっち側から開けそうになりますが…(私だけ?)

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端末の絵柄のほうが上です。裏返しで開けると中身をドバドバっとブチまけるので注意(実体験談)

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中身一式。

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ちゃんと日本語の簡易マニュアルが付いてきます。といっても今時のスマホらしく初期設定とごく初歩の解説しかないので、詳しい使い方を知りたきゃ ggrks! という事になります(Google製だけに)。

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オマケとしてグーグル大先生のステッカーが付いてきます。グーグル様最高!ヒャッホー!グーグルのためならオレ F-104 の主翼前縁で頭髪ソっちゃうぜ!みたいなグーグル大好きの人は是非パソコンとかに貼りましょう。
ちなみに、わたしはどこにも貼りません。

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急速充電可能な充電器が付属します。最近のスマホは「アンタらどうせUSBの充電器ぐらい持っとるやろ?何個もいらんやろ?」とばかりに充電器は同梱されてないモデルも多いですが、Pixel3 はスマホを運用するにさしあたり必要最低限のものは全部同梱されています。

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Pixel3 の充電やPC接続は USBの Type-C (3.1Gen1)です。

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乗るしかない! 流行スマホのビッグウェーブ! とばかりにアナログのオーディオステレオミニジャックは廃止されています。その代りに USB Type-C → ステレオミニジャックの変換ケーブル(写真上の物体)と、リモコン付きの USB-C イヤホンが同梱されます。また、以前のスマホのデータを一括移動する際に使う、USB-A → USB-C 変換ソケットも同梱されています(写真下の物体)。

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付属のイヤホンは Google Assistant と連携が可能な USB Type-C 接続の有線イヤホンで、Google ストアで3,456円(2018/12現在)で販売されているモデルです。ぶっちゃけた話10万円弱の価格は割高に感じてたんですけど、これら付属品や Youtube Music Premium 6ヶ月無料(12/31まで)といった諸々のクーポン等を考慮してくと案外そうでもない気がしてきます。

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本体を手にとりました。うーんこの手に馴染む感めっちゃいい…やっぱりね、スマホはこのぐらいの大きさが良いですよ、いやホンマ。巨大スマホははやく世界から消えてなくなれ!!

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今まで使っていた Xperia Z5 Premium と Pixel3 の大きさ比較はこんな感じ。

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色は白にしたんですが、正直 Pixel3 の外見は Xperia あたりと比較するとちょっと野暮ったい感じはあります。ぱっと見チープな素材に見えちゃうんですけど、本体は裏側の表面もガラスで値段相応にわりと高級なモノつかってるらしいです。

本体色が黒だと地味さだけがクローズアップされる気がしたので、軽い感じの白にしてポップな雰囲気を狙ってみました…というのは理由の半分です。背面はザラついたマットな処理がしてあり、滑り止めになる上に手触りも良い感じです。これは工芸品などに使う『ガラスエッチング』という処理だそうですが、目詰まりするので汚れやキズが目立ちやすいらしいです。このため『黒は指紋が目立ちやすい』という話をネットで目にしたというのが、白にした理由の半分です。私はスマホに本体カバーは付けずムキ出しでポーチを使う派なので、ある程度のキズや汚れは許容しますけど、まあ目立たないならそれに越したことはないので…。

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ちなみに Xperia Z5 Premium はこんな感じでポーチ風のケースに入れて2年運用してましたが…

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パネル面は一切キズなしのトゥルントゥルンのままですが、裏面は2箇所ほどキズが入っていました。2、3度机のカドとかにブツけてしまったのが原因ですかね…肉眼ではよーく見ないと気がつかないレベルなので、写真はツールで加工してキズが見え易いように強調してあります。

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Pixel3の白ボディの場合、電源ボタンはやや蛍光色っぽい緑です。ほらほら!! なんかポップな感じ出てきたでしょ??(汗) っていうか、今さらだけどスマホの『電源ボタン』てもはや『電源』とは何か違うモノになってますよね?敢えていうならスリープボタン?

まあ見てくれのデザインは個人の好みの話なんでミソラーメンが好きかトンコツラーメンが好きか、みたいなレベルの話と思って流して欲しいんですが、私の好みからいくと最近流行のこういう全体に丸っこいデザインはあんま好きじゃない。丸み感は消してむしろ完全に板にして欲しい。ていうかなんで表示パネルのフチまで丸っこくするのか意味がわからない。すんません、時代遅れのオッサンらしい、いかにもオッサンが言いそうな意見です…。

色々難癖みたいなこと言うてますが、普通にセンスよく纏まった飽きのこない外見だと思いますよ。ぶっちゃけ板状の物体にどんだけデザインの主張いれられるかと言ったら、主張するほどに奇抜な方向に行くしかなくなるんですけど、そういうのって結局すぐに飽きちゃう。フツーなんだけどちょっとだけフツーじゃない、そんな無印っぽい飽きのこない良デザインじゃないですかね Pixel3。


本当は梅田の某巨大家電量販店で中身確認のために一度開けて電源も入れちゃってるけど、まるで今まさに初めて電源を入れるかのように撮影した写真がこちらになります。

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私はドコモ版を梅田にある某巨大家電量販店で購入しましたが、ドコモ版であっても旧端末データの引き継ぎや初期設定は自分でやる事になりますので注意です。もしそういう事に不慣れで自分では出来そうもない人は、出来るヲタクっぽい人を事前に捕獲しておくのをおすすめします。また、ドコモ版 Google Pixel は FeliCa 対応以外はグローバル版と同一仕様になるため、ドコモのキャリアメール用アプリは対応しません。なので『なんちゃら@docomo.ne.jp』のメアドを引き続き使いたい場合は自分で Gmail 等のメールソフトの設定をする必要があります。またドコモメールの機能であるメッセージRとメッセージS(店とかドコモの宣伝がやたらくるアレ)は使えなくなりますので利用している人は注意。ショートメッセージ(SMS)はメールとは無関係なので普通に使えます。

セットアップに当たり WiFi 接続を求められるので(おそらく本体OSやソフトウェアのアップデートのため)、箱から出す前に自宅環境の WiFi 接続情報を手元に用意しておくと良いでしょう。

さて、長くなってきましたので初期設定の注意点や一ヶ月ほど使用してみての感想などは次回に。

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